自主制作として、初のインスタレーション作品"Actual"を制作しました。
それは空想であり、しかしそこにあるもの。

屈折、反射、透過。
神秘は、身の周りがもっている素質。躍動的な美しさは、すぐそこにあり、しかし遠い存在のよう。現実の神秘へと対峙する、非日常な世界がありました。
窓に見立てて設置された2枚のモニターには、壁の向こうに似た景色が映し出されています。
時々、ガラスのような見た目をした物体が浮かんできます。現実にはないような物体が映像の窓に写っている様は、現実とは関係のない非現実な事象に感じますが、それらが持っている質感の要素は実際に存在するものであり、奥の景色が確かにこの部屋に似ていることで、CGで作られた物体の根本は現実と地続きである様が表されています。
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